変化するキャリアの中から見えてきた、相手の立場に立ち続けたいという想い

社員インタビュー 変化するキャリアの中から見えてきた、相手の立場に立ち続けたいという想い
社員インタビュー 変化するキャリアの中から見えてきた、相手の立場に立ち続けたいという想い

ブランディングディレクター
デザイナー
堀越 拓也/2016年 新卒入社

山形県米沢市出身。専門学校を卒業後、新卒で川島印刷に入社し、グラフィックデザイナーとして印刷物のデザインを行っています。現在は制作リーダーとしてチームをまとめる他、ブランディングや自社SNSの運営など様々な取り組みを行っています。


入社の決め手

川島印刷との出会いは、高校2年生の職業体験でした。子供の頃から絵を描くことや、文化祭の出し物で小道具を作るといったことが好きだったこともあり、ものづくりに携われる期待を胸に川島印刷を選びました。

オリジナルのメモ帳を作る4日間のプログラムでは、表紙のデザインから、インク練り、印刷、製本まで一通り体験しました。その間、たくさんの社員との関わりがあって、みんなに親切にしてもらったことを覚えています。何より自分が考えたものが形になることが嬉しかったですし、この時に「デザインって楽しいな」と思い、この職業体験をきっかけに将来ものづくりに関わる道に進むことを決め、デザインを学べる専門学校に進みました。

就活時、最初は地元を視野に入れておらず、県外の会社を探していました。その時ちょうど、川島印刷から学校宛に求人募集があり、懐かしい気持ちになったのと同時に何かのご縁だと思い、会社見学と面談を受けることにしました。そこで感じたのは当時と変わらないアットホームな雰囲気。そして、体験のときにお世話になった方に会ったり、地元企業の販促物や上杉まつりといった市内イベントの印刷物などをたくさん手がけている会社だということを改めて深く知り、ここで一緒に働いてみたいと思うようになりました。

仕事とやりがい

入社してから1年半ほどは、Web事業部でWebデザインを担当していました。専門学校ではグラフィックデザインとWebデザインの両方を学び、基礎知識や資格を持った状態でアシスタントからスタートしました。その後、会社からの要望により制作部への異動があり、Webデザイナーからグラフィックデザイナーへと役割が変わりました。自分自身グラフィックデザインをやりたいという気持ちもあったので、前向きに転身することとなり、現在までグラフィックデザイナーとして仕事をしています。
今では制作リーダーとしてチームマネジメントをしたり、Webデザインにも取り組んだり、ブランディングディレクターとしても活動し、様々なことにチャレンジしています。

特に印象に残っているのは天元台×白布リボーン協議会さまからご依頼いただいた地域マガジン「白布遊人」の制作です。5ヵ年計画のプロジェクトで、初めてレギュラー案件として任せていただいた仕事でした。これまでもクライアントと打ち合わせをする機会はありましたが、よりクライアントと密になって仕事をしたり、外部のパートナーとチームとなる仕事は初めてで、とても新鮮でした。何度も現地に足を運び、クライアントやパートナーと力を合わせ、全部で8冊のマガジンを制作しました。この仕事を通じて、チームで仕事をすることの難しさと楽しさを実感しました。

様々な経験を経て、入社前は「自分の作りたいものを作りたい」という想いが強かったのですが、デザインはアートと違って自己満足ではなく、クライアントの課題を解決するためのものだということを入社後に改めて学びました。クライアントの意向を尊重しながらも、エンドユーザーのためになることは提案する。一見自分のやりたいことのように感じるかもしれませんが、クライアントの成果やエンドユーザーのために行動することを大切にしています。当社の行動指針には「相手の立場になって行動する」という考え方があるのですが、その考え方が今の自分に活きていて、自然と思考が変わっていきました。クライアントワークや研修では、相手の立場で考える大切さを実感する機会も多く、徐々に醸成されていったように感じます。

入社当時は自分で考えたものが形になって、出来上がったものを目にする瞬間や、街中で見かけることがやりがいでした。今もその気持ちは変わりませんが、最近はそれに加えて、制作過程にもやりがいを感じています。例えば、クライアントの課題はこういうところにあって、その課題をちょっとでも解決するためのやり方を提案するとか。こんな手法や情報設計、テイストだったらよりエンドユーザーに共感してもらえる販促物になるんじゃないか?とか。そのように考えながら、自分やグループで「これだ!」とひらめく瞬間や、点と点が線でつながるような感覚を味わうたびに、この仕事のおもしろさを実感しています。

今チャレンジしていること

今チャレンジしていること

今まではプレイヤーとして仕事を依頼されることが多かったのですが、リーダーになってからはプレイヤーもやりつつ、チームの管理やまとめる仕事の割合が増えてきました。プレイヤーは自分だけが動けば良かったのですが、指示を出したり、まとめたり、複数人でプロジェクトを抱えることが増えてきて、マネジメント力や束ねる力を伸ばしていきたいです。また、一人ひとりの適材適所を見極めて仕事を割り振ったり、みんなが楽しく仕事をできるよう調整に努めていきたいです。

ですが正直、人に指示を出すのが苦手で、何でも自分がやらなきゃと思ってしまう性格です。自分が動いていないのに人にお願いして良いんだろうか?と躊躇してしまいますが、そうやっていかないと自分が潰れちゃう。組織で動いている利点をフルに活かして「チームでやる」という考えに割り切り、まずはクライアントのためだったり、会社やプロジェクトのためという目的をぶらさずに成し遂げることを目指していきたいです。

会社の好きなところ

会社の好きなところ

1つ目は、人間関係。社員同士の人の温かさや、一人ひとりとの距離感も心地よく、程よいゆるさを感じられるところが好きです。

2つ目は、やりたいことに挑戦させてくれる前向きな考え方と環境。そして、チャレンジに賛同してくれる社員。やりたいと言ったからには、自分が一番前に立つといった責任はありますが、「まずやってみなよ」という精神があるから大小関わらず挑戦し、プロジェクトを動かしていけることが働きやすさに繋がっています。

3つ目は、社外の人との関わりを持てるところ。人によっては苦になるかもしれないですが、自分次第では社外の方々とのコミュニティを築いたり、印刷会社の強みとして業種や年齢を問わず広く多くの方々と仕事ができるところが魅力だと感じています。

私の心意気

『相手の立場で考え、寄り添うこと』

この会社に入って学んだことは”相手がいてこそのお仕事”だということ。業務全般にも通じることだし、デザインひとつにおいても活きてくることなので、デザイナーである以上、忘れてはいけないことだと思っています。これは仕事だけではなく、日常での人との関わり方でも、この先ずっと忘れずに心がけていきます。